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株式コラム・466 予測不能の米国

株式コラム・466 予測不能の米国

 トランプ大統領の政策が理解できません。例えば関税。関税は最終的に消費者が負担します。これはインフレ要因で、インフレは利上げ要因です。これまで米株高を支えた利下げ期待が崩れます。

 その対応策として石油を掘りまくれと言います。石油価格を下げてインフレを抑制する。しかし、民間企業が採算度外視で価格下落の石油を掘りまくるでしょうか。

 電気自動車を否定するトランプ大統領をテスラ社のマスクⅭEOが熱烈に支持する。二人の間でどんな取引が交わされたのでしょうか。

 考えても分からないことを予測するよりも、いっその事、大きな悪材料で株価が下落するのを待ったらどうでしょう。

 不安が膨らんだとき投資家は資産を売却して現金比率を高めます。その過程で、悪材料とは関係ないものまでが売られます。なぜなら下落による損失を埋めるために、下落していないものを売るからです。特に株式は売られやすい。こうして理不尽に割安になった銘柄へはあっと言う間に資金が戻ってきます。【のび太】

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