フランス下院選挙で左派連合が最大議席を獲得し、議席を減らした与党・マクロン大統領について、今後の政権運営が難しいとのコメントが溢れました。

　ちょうど選挙日に、フランス在住の日本人女性の訪問を受けていましたので、「なぜマクロンさんは人気が落ちたのか」と問うと、

「彼はアメリカに追随しているイメージが強い。」

「市場主義、福祉切り捨て、ウクライナ支援もアメリカ的と思われた」と評したうえで、それでも極右政党が過半数を取らなかったことに安堵していました。

　また母親ということもあり、フランスはいかに子育て支援が充実しているか、一人より二人、二人より三人を産み育てるほど「得する」制度を高く評価しました。もともと社会主義的な国ですから、極右が政権を取ることだけは阻止したのです。

　同日に実施された東京都知事選挙。各候補者の政策や評価はともかく、蓮舫氏の最大の敗因は共産党と組んだことです。右も左も極端は最大になれない。これが民主主義です。【のび太】