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株式コラム・454 株価急上昇と急落

株式コラム・454 株価急上昇と急落

 今月は株価が激しく動いています。7月12日から昨日25日まで連日の下落。1825日は日経平均が千円前後の下落なのに値下がり銘柄より値上がりが多数という逆転現象でした。

 理由は、一部の大型銘柄が集中的に売られて指数を押し下げたからです。

 この1年株価が急速に上がった背景、例えば円安効果や海外からの資金流入はいずれも日経225採用の大企業が対象です。中でも資金が集中したのが半導体関連でした。

 別に半導体産業の将来が急に悲観的になったわけでありません。上がったら下がる、という昔からの定石通りに株価が反応しただけです。きっかけは米大統領選挙でトランプ氏優勢になったことですが、これとて大した根拠になりません。きっかけなんて何でもよかったのでしょう。

 結局、今月前半十日間で四千円上がり、その後の九日間で四千円下がった。金融市場では価格が上がるほど売りたい人が増え、下がるほど買いたい人が増えるので、急上昇の後は急落になるのです。【のび太】

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