株式コラム・461 トランプ氏再選
2024年11月08日
トランプ氏が接戦を制してようやく選挙が終わりました。これまで下馬評が揺れ動くたびに市場が動いてきましたが、どっちならどうなるか、本当の所は誰も分からないのです。
トランプ氏なら株高、インフレ、金利高、ドル高と言われ、予想がトランプ→ハリス→再びトランプと動くたびに相場が反応しましたが、なぜそうなるのか、ハリス氏なら逆なのか、相場を動かしていたプロのトレーダーたちでさえ、悪口の応酬とトランプ氏の妄言ばかりを聞かされて大した根拠などなかったのです。
どちらがなっても米国が直面する問題が解消することはなく、国内では分断が進む。金融政策は利下げの時期を図りつつも、景気対策で財政支出は膨らむ。外交政策についてどんな無茶を言っても議会の承認なしには何もできない。日本が重要な同盟国であることに変化はない。駄目ならまた四年後に政権交代。これが米国の二大政党制です。
直後の株価が上昇したのはトランプ効果より、選挙という重荷が取り除かれたからでしょう。【のび太】