野畑証券

ホーム株式コラム

株式コラムStock Column

株式コラム・451 円安の終わり 

株式コラム・451 円安の終わり 

 今の円安が日米の金利差が主たる原因であることは周知です。従って円安が終わるとすれば米国の金利が下がるか、日本の金利が上がるか、あるいはその両方かです。

 いずれも時間の問題だと誰もが思っていますが、米国景気は不思議なほど強くて利下げには至らず、日銀は「継続的なインフレ」に縛られて利上げができない。その結果円安が続いています。

 シンプルに考えましょう。今から数カ月に1㌦=180円になる可能性と130円になる可能性のどちらが高いか。180円なら米金利のさらなる利上げと、日本はマイナス金利へ逆戻りくらいのインパクトが必要です。一方130円は両国の一回の利上げ・利下げで十分に到達します。一回やれば市場は二回目、三回目を織り込むからです。どちらかを選ぶなら円高です。

 その観点で株の銘柄を選ぶなら円高メリットの企業。分かりやすい例でニトリとかセリア(100円ショップ大手・岐阜県大垣市本社)など、海外から原材料や商品を輸入して国内販売する企業です。【のび太】

PAGE
TOP