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株式コラム・438 市場区分の変更

株式コラム・438 市場区分の変更

 東証1部、2部、ジャスダック、マザーズの分類がなくなりプライム、スタンダード、グロースに分けられました。

 見直しの目的は、東証1部にそぐわない企業の振るい落しにあります。プライム上場を断念した東証1部企業は五百社を超えました。

 基準を満たしながらスタンダードを選択した企業や東証2部からプライム上場を果たした企業も何社がありました。

三つの市場にはそれぞれ株主数、発行株数、時価総額などに加え売上高、利益額など上場基準が明確になりました。これら基準を維持できなければ降格です。

 プライム市場の基本概念は「機関投資家の投資対象にふさわしい時価総額」です。機関投資家の多くはプライム銘柄しか投資しません。結果、スタンダード銘柄は割安に放置されやすい。個人投資家にはこちらの方が銘柄を発掘する楽しみが大きいでしょう。

 いずれプライムへの昇格を目指すことを公約する企業は基準を満たすための対策を出すでしょう。新しい市場分類で特性に合わせた銘柄選択がやりやすくなります。【のび太】

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