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株式コラム・409 半導体はピーク

株式コラム・409 半導体はピーク

 八月四日、半導体メーカーJSRの株価が決算発表を受けて下落しました。この会社はプリント基盤に塗る緑色のインク、レジストを手掛けています。まず塗装をして、その上に電子部品を配置するので、半導体製造工程では最も川上に位置します。
専門家は「レジストは最初に必要な消耗品だから、どこかで半導体がダブついたら一番に影響を受ける」と指摘します。
 つまり後工程のメーカーに影響が出るのは時間の問題で、JSRの業績が冴えないことは、順を追って関連メーカーが業績悪化することを示唆している。半導体はいよいよ余り出す。そんな予感がする業績発表だったのです。
 翌日の経済紙が電子部品の在庫が増えていることを記事にしましたが、原因は最終消費が減ったからか、サプライチェーンの問題なのか特定していません。
 メーカーは設備投資をして、特に利益率の高い高品位をこぞって増産しました。どんどん作れば需給関係は逆転、そして値崩れ、業績悪化。過去はこの繰り返しです。今回はどうでしょう。

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