株式コラム・361 半沢直樹
2020年07月31日
「半沢直樹」が戻ってきました。銀行から証券子会社に降格人事をされた主人公が、銀行からの妨害を跳ねのけて、「倍返しだ」と絶叫するあのドラマです。
豪華な俳優を揃え、大袈裟なセリフと身振り。テンポの良い展開。大人気になりましたが、実は金融の人間は、脚本のいい加減さが気になってなかなかストーリーに入り込めないという残念な結果になっています。
第一話。買収案件を社に持ち帰り検討する場面では、ガラス張りの会議室で十数名の社員が出席。それを多くの社員が眺めている。案の定、情報が漏えいする。しかも極秘資料を添付メールで送って、後でそれがバレる。
第二話では、上場企業の新株発行に関して、前日にやるやらないと大騒ぎした挙句に当日の朝にドタキャン。観てる私が「倍返しであり得ない」と絶叫していました。
そんなのスルーして純粋に楽しめば、と家族は笑います。しかし、このドラマは明らかに視聴者よりも出演者たちが楽しんでいますよ。猿之助も香川照之もアドリブで遊んでるみたいです。【のび太】