株式コラム・345 ソフトバンクG
2019年11月22日
ソフトバンクグループという会社は一つの箱、と前回の当欄で書きました。いろいろな会社が入っている箱です。それら会社はそれぞれに役員と従業員がいて、ソフトBGは口出ししたり、人を送り込んこんだりしても、経営責任を取るのは各会社の経営者です。
シェアオフィスのウィーWが巨大な損失を出し社長が飛ばされました。その影響を受けてソフトBGも七千億円の赤字を計上。孫社長の責任が問われたのですが、それはウィーWという会社を選んだことへの責任なのです。
私たちが投資をするとき、会社の技術、ノウハウ、それらが世の中で必要とされているか、などが重要な物差しですが、さてソフトBGの場合、何を物差しにするのか。
玉石混合のオモチャ箱の中身は大半がIT関連で、どれが玉で石かも分からない。ただ孫社長の目利きに頼っているだけです。
オーナーリスクの高い企業は日本に沢山ありますが、同社は次世代に継承する技術などが何もない。そこが永守・日本電産や柳井・ユニクロとの違いです。【のび太】