株式コラム・284 トランプ評価
2017年04月28日
トランプ大統領の評価が変わってきました。市場は安心して次の政策を待っているようです。特に外交は選挙前後の約束が次々と覆されています。
日米関係については、日本は安保ただ乗りだと主張していましたが、今では、日本の経費負担は世界のお手本、に変わりました。強姦とまで罵った中国に関しては、為替操作国に認定しない方針になりました。当初プーチンを褒めちぎっておきながら、シリア攻撃に踏み切りました。時代遅れのNATОは重要なパートナーになってしまいました。
ことごとく一八〇度あっぱれな変身ぶりで、普通なら公約違反と批判されますが、もともと低い支持率は下がらず、むしろ歓迎されています。唯一違うのは、武力攻撃をやるときはやるぞ、を見せつけたことです。
これで、国内政策の重要な約束(大幅減税、公共投資、規制緩和)を実行できれば、トランプ政権への市場の評価は様変わりとなり、株価は仕切り直しで上昇するでしょう。戦争を心配している今のうちが買い場です。【のび太】