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株式コラム・258 中国問題とは

株式コラム・258 中国問題とは

世界のマーケットが混沌としている、その原因の一つが中国です。では中国の何が問題なのでしょう。
最大の問題点は、この国をこちら側の金融システムの中に受け入れてしまったことです。
なぜ人民元をIMF(国際通貨基金)の主要通貨に採用したのでしょう。なぜ、AIIB(アジアインフラ銀行)に、アメリカと日本が参加拒否したにも係らず、あれほどの諸国が参加したのでしょう。人民元相場は中国政府にコントロールされています。前提が全く異なる国を、同じ土俵に上げてしまった。
市場主義とは、価格決定を市場に委ねることです。ルール遵守と自由な参加によって競争原理が働く、それが原則です。ルールより自分の利益を優先する国が適合できるわけがない。案の定、土俵では何でもありの格闘技が始まった。もう遅い、戻れません。
この国で商売をしたい、モノを売りたいという欲求に勝てず、彼らのやりたい放題を黙認しエスカレートさせた。これが中国問題の核心だと思います。【のび太】

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