株式コラム250・レバレッジ
2015年10月09日
レバレッジなんて言葉は、普通の投資家には無縁だったものですが、昨今、気軽に購入できる投資信託やETFの多くに採用されており、一見、魅力的に仕立てられて、実は非常にリスクが高い、そういうものが増えているのです。
ちょっと解説します。百万円の資金を投資して10%値上がりしたら十万円の利益です。しかし、いろいろ細工して、10%値上がりしたら二十万円儲かるようにする。(逆に10%値下がりなら二十万円の損失です)これがレバレッジです。その商品には、さていくら投資するのが正解か。
答えは五十万円です。百万円の半分で十分なのです。それなのに、前と同じ金額を投資すればリスクが倍になる。値上がりしたときの儲けばかりに気を取られて気が付かない。
昨今のように変動の大きい相場環境でこのレバレッジを効かせると、予想と反対に動いたとき、まさに予想外の損失が発生するのはお分かりですよね。大丈夫ですか。皆さん知らないうちに無茶な投資をしていませんか。 【のび太】