株式コラム・238 株価上昇の中身
2015年04月10日
日経平均に二万円の声が聞こえてきました。今回の特徴は上がっているのが日経平均だ、とうことです。
投資信託の商品ごとの成績を並べてみると、好成績はほとんどインデックス型、指数に採用されている銘柄を無条件に投資対象としているものです。一方、アクティブ型と言われるもの。プロの運用者が取材し分析し選択した銘柄で構成される投資信託はインデックス型に負けています。
高い報酬を得ているアナリストやファンドマネージャーは形無しなのです。何も面倒なステップを踏まずとも日経平均やTOPIXに直接投資した方が儲かったのですから。
これは相場を先導している買い手が、そういう買い方をしているかです。買い手とは、日銀、年金、外人です。日銀はETF指数しか買いません。彼らは動かすお金のロットが大きいので投資対象は流動性が高い、つまり出来高の多い銘柄に限られます。そういう銘柄はかなり割高になってきました。理屈で説明が付く株価はこの辺までです。
【のび太】