株式コラム・245 暴落の中国株
2015年07月24日
中国の上海総合指数は、一ヶ月で三○%の下落をし、行く末を世界中が注目をしている、というのは本当でしょうか。皆さまの回りで中国株を大量に保有して困っている方いますか。いないでしょう。
この国の株価は、中国人が自分たちで吊り上げて、自分たちで暴落させて大騒ぎしている。それだけのことです。張子の虎なんです。根拠もなくやたら強気で楽観的、失敗すると人のせいにするか、必死で取り繕うか、さもなければ砂を掛けて隠す。それもこれも国民性として受け止めるしかありません。
今回は、株式の売却を規制、あるいは取引そのものを停止するなど、市場原理を全て無視したなりふり構わぬ政策をやっています。
しかし、株価の下落は誰がいくら損したかが明らかです。中国の怖い所は、経済が本当はどの程度痛んでいるのかが分からないことです。少なくとも政府発表と現実にかなりギャップがあることは誰も気が付いています。中国株を組入れたファンドもありますが、手を出さないことです。【のび太】