株式コラム209 新幹線の混み具合
2014年01月11日
景気はどうなっているのか。統計数字より当てになる指標、ジンクスのようなものがあります。本屋で株のチャートブックが売り切れるようになったら株価は天井、とか。
新幹線の混み具合で景気がリアルタイムで分かるという人がいます。なるほど、仕事が増えれば出張へ行きますし、旅行する人が増えれば新幹線の利用も増えるわけです。特に東海道新幹線、東京―名古屋―大阪の大動脈は国内の人の動きをストレートに表します。
平成24年のJR全線の利用客数が約九十億人、前年比で1.4%増でした。2%
も伸びればまあまあの数字ですが、それがJR東海は、この年末年始十日間では三五○万人と前年比6%増となりました。運休や遅れがあってもです。凄い数字です。
そういえば東京への新幹線が最近、混んでいます。デパートも混んでいます。高いけど美味しいと評判のレストランも混んでいます。ただ、チャートブックはまだ売り切れていません。