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投資のヒント191 東証大証の統合

平成25年7月に東証と大証が合併します。大証の単独上場銘柄が約二百銘柄。これら企業が統合と同時に東証に移行します。中でも大証一部の三十七銘柄は東証一部に昇格するわけです。知名度も今ひとつの関西企業が自動的に東証一部企業になるのですからハッピーな話しです。

これら大証銘柄は注目度が低い分、株価はまだ出遅れ割安に放置されており、投資対象として良さそうですよ。半数はPER15倍未満で配当利回りが2%を超えています。三分の二がPBR一倍未満です。

何より興味深いのは、パッシブ運用といって、TOPIX指数に連動するファンドがこれら銘柄を業績など関係なく必ず組み入れてくることです。いくつか個別名を列記します。六甲バター、多木化学、ビオフェルミン、ヨータイ、イソライト、サノヤス、中央倉庫など。

もっとも株主数や時価総額など東証の上場基準の方が厳しいので、三年間の猶予期間を過ぎたら上場廃止になる企業も出るかもしれません。【のび太】 平成25年4月26日掲載

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