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投資のヒント166 租税教室の効果

財政建て直しに取り組むギリシャ政府は、国営の高速道路をスペインの民間企業へ売却しました。他にも港や空港の営業権も売却を検討中。怒ったギリシャ人が料金所を未払いで突破し強引に通過しているようです。   もし東名高速道路がサムスンに、あるいは中国第一汽車に買収されたら私たちは抵抗あるでしょう。ただ、ギリシャ人との決定的な違いは、彼らは財政赤字の責任は自分たちにはないと考えていることです。  税金は、私たちが当たり前に利用している社会インフラ、道路や橋などの建設に充当されており、その税金が不足したら税率を上げるか、支出を減らすか、国民がもっと働いて稼いで税収を増やすか、のどれかしかないことを理解していないのです。  資金繰りだけで国家は破綻しません。資金繰りなど何とかなるものです。問題は国民の納税意識で、これは気質と教養の問題で結局は教育です。岡崎でも頻繁に開催される小中学校での租税教室(租税教育推進協議会)は大切だと気付きます。 【のび太】平成24年3月23日掲載

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