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投資のヒント165 素人なプロたち

投資のヒント165 素人なプロたち

社保庁は、どれだけ年金資金を食い物にすれば気が済むのか。

年金基金へ天下った役人は、金商法ではプロに規定されていながら、金融は全くの素人。だから、投資顧問会社へ運用を委託する。どこの投資顧問が優秀で信頼できるかも判断できないので、コンサルに調べてもらう。なんと、そのコンサルにも社保庁から天下りが入っており、決して安くないフィーを払って推薦された先がAIJ投資顧問。AIJが諸悪の根源と思ったら、みんなグルでした、というお話しです。

案の定、出てきたのがプロアマ制度の見直し議論。年金基金の担当者をアマと見なし、もっと丁寧な説明をするべきだと。 しかし、そもそもアマの定義が間違っています。本当のアマとは「どんなに丁寧に説明しても理解できないか、する意志や責任感がない」人のことですから、説明するだけ無駄。そんなド素人たちに、人の年金資金を触らせてはいけません。

せっかく自由度の増した運用にまた規制強化なら、本当に罪深いことしました。
【のび太】平成24年3月9日掲載

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