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投資のヒント177 強気の韓国

投資のヒント177 強気の韓国

韓国の李明博大統領は、竹島に上陸し天皇へ謝罪を求め、なぜあんなに強気なのか。政治的な事情だけでなく、韓国経済の日本への依存度の低下が大きな背景の一つであることは否定できません。

昨年十月、野田首相の就任最初の仕事が、韓国との通貨スワップ締結でした。資金繰りに不安を待つ韓国に、資金を融通する限度額を従来の三十億ドルから三百億ドルに増額したのです。あのときも、当たり前の顔で締結する様子に多くの日本人は憤慨したものですが、俺たちが通貨危機にでもなったら日本も困る、日本は自分のためにやったこと、程度に思っていたのでしょうか。日韓の貿易額が七百億㌦。対して中国と韓国は2千億㌦、約三倍です。こういう経済的な力関係の変化なくしてあの態度はなかったと思うのです。

ですから無礼な態度を改めさせるには、軍事ではなく日本が経済を成長路線に戻すこと、それが一番です。通貨安に支えられて勢いよく見える韓国経済も、大きな問題を抱えているのですから。【のび太】 平成24年9月14日掲載

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