投資のヒント164 PBR1倍割れ
2012年02月24日
ジャスダック上場のスターキャットを名古屋のケーブルTV会社が買収。サークルKを親会社のユニーが買収し完全子会社化。サンケイビルをやはり親会社のフジが完全子会社化。電子部品のアドテックをウシオ電機が買収。
最近発表された、日本企業による日本の上場企業の買収事例を列挙するだけで字数が足りなくなりそうです。それぞれの事情や戦略があってのことですが、何と言っても株価が安いことが最大の動機です。
会社を解散し、清算し最後に残った資産(解散価値)よりも株価が安くなっている銘柄が何と沢山あることか。年明けから株価は上昇していますが、日経平均は一部の銘柄に大きく左右され、全体の相場の目安にはなりません。相変わらず、解散価値を大きく下回る銘柄、つまりPBRが一倍割れしている上に、利益成長が期待でき、財務内容が良好な企業が多くあります。今ほど、そういう優良銘柄を探すのに苦労しないマーケットは記憶にありません。
【のび太】平成24年2月24日掲載