投資のヒント159 加藤銘柄復活?
2011年12月09日
加藤アキラの名前をご記憶でしょうか。兼松日産農林の株で大掛かりな仕手戦を演じ、多くの投資家を巻き込み、ひと儲けしたほんの少数の人と、大火傷をした大多数の人が出ました。
その名前がネット上でまた炎上しているようです。彼が主催するHPを覗くと、銘柄のヒントとなる「LED関連」「復配」といった単語が並び、投資家は勝手に銘柄を連想し、飛びつき、実際に新日本理化という大証上場の株が短期間に五倍になったのです。さらに、連想ゲームのように動く銘柄に、これは便乗組だ、成りすましだとうわさが飛び交い、久しぶりに楽しそうな相場が展開されています。
一般的には、手を出さない方がいいとは思いますが、取引所はどうして動き出した銘柄に次々と取引規制をかけるのでしょう。一秒に数千回の売買を繰り返すコンピューター取引を野放しにする一方、せっかく盛り上がっている相場に水をかけるのは本当に野暮。博打と承知でやる分には自由にやらせればいいのです。
【のび太】平成23年12月9日掲載