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投資のヒント146 震災後の電力株

投資のヒント146 震災後の電力株

東電株がハイエナ投機家たちのオモチャにされています。

売り方はこう考えます。「債務超過は避けられず上場廃止へ。最悪、倒産もある。電力さえ供給させれば会社の価値をゼロにしても構わないだろう。株式会社である限り最後に責任を取らされるのは株主だ。」

一方、買い方はこう考えます。「電力、通信、鉄道など社会的に影響が大きい企業は簡単に倒産させない。国が補償して会社は存続し、いずれ落ち着いたら株価は上昇する」  あるいは、そんなことすら考えずに株価の動きだけを追いかけて、売った買ったを繰り返す連中が大半なのかもしれません。

電力株は、長年、資産株として長期に保有し配当金を受け取る銘柄でした。つまり、本来の株式投資に付き物のリスクを取りたくない人が電力株を保有していたのです。そんな投資家には全く向かない銘柄に成り果てています。

不本意な株価でしょう。電力会社が悪いわけでもありませんが、とにかく手放しましょう。
【のび太】平成23年5月27日掲載

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