投資のヒント144 経済復興第一
2011年04月22日
震災と津波と原発事故で、家族を、住居を、職場を失った人へ最大限の支援をするためにも、経済を一刻も早く復興させることです。
日本人なら「今は○○どころじゃない」と、被災地の人々の苦悩を想い、日常生活の不便を我慢することを厭いませんが、世界は、日本の震災前と全く変わらずにどんどん前へ進んでいます。この災難をチャンスにしようとする外国企業が日本に接触しているという報告もあります。企業としては当然のことでしょう。
とにかく、東北地方で未だに生産が再開できていない工場を、いかに早く再開させるかです。どんなに日本の技術が高くても、重要な部品が届かない状態を世界は何ヶ月も待ってくれません。ヘルツの違いで電力を送れないのなら、逆に工場を中電や関電エリアへ誘致させるといった措置がとれないものか。
今の株式市場は、日本の復興をかなり楽観的に織り込んでいます。期待を裏切らないスピードで実現できないと、また下を見にいくでしょう。【のび太】平成23年4月22日掲載