投資のヒント134 戦争と投資
2010年11月26日
投資家は株式に投資するとき、その企業の成長性や配当利回りや純資産や、さらに為替や金利などのマクロ要因を分析し決定します。それで損失を被っても、分析が浅いか、情報不足か、もう一度仕切り直しです。
ただし、どう考えてもなんともならない不測の事態があって、それが発生したら、ただ呆然と眺めるか、とにかく投げ売りして不安から自分を解放するかしかないことがあります。それが、例えば戦争です。
23日の北朝鮮による韓国側への攻撃。希望を含めて予測するなら、戦争にはなりません。株価の下落も一時的でしょう。今年の3月に韓国の哨戒艦船が撃沈 させられ45名が犠牲になったときも韓国は報復攻撃をしていません。犠牲が大きすぎるからです。
それにしても世の中、何が起こるか分からない。何が起こっても平気、という資金でしか株へ投資すべきでないということです。それよりも、日本政府の対応が心配。日本もいつ韓国と同じ立場になるかしれません。
【のび太】平成22年11月26日掲載