投資のヒント116 踏ん張れトヨタ
2010年02月26日
私たちは知っています。この会社が、欠陥車を世に送り出すような会社でないことを。そして、大規模なリコールのたびに、誠実な対応をして評判を上げてきたことを。
今回もチャンスです。 対応の初動に問題があったと指摘されていますが、当たり前です。本心では今でも欠陥とは考えていないのですから。「お客さまのフィーリングの問題」と言った副社長の言葉は本音でしょう。世界中のドライバーもそれを知っているはずです。それでも、この会社は、こんなに誠実に対応してくれた。そう思わそうではないですか。アメリカ人ではなく、世界中の人へ。
当分は、非常に厳しい状況が続くでしょう。主力車種のカローラまでが対象になれば、その影響は甚大です。トヨタ関連企業は、これ以上リストラの余地はなく、廃業するケースもあるでしょう。
しかし、これを乗り切れば、これから爆発的に車の需要が増える新興国と、電気自動車へ転換する先進国で圧倒的な信頼を勝ち得ることになります。
【のび太】平成22年2月26日掲載