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投資のヒント122 ストップ牛丼値下げ

投資のヒント122 ストップ牛丼値下げ

牛丼チェーン「すき家」を展開するゼンショーが4月に一杯280円に値下げ。それを受けてライバル吉野家が270円に値下げ。すき家が再び250円へ値下げ・・・。

いったい何をやっているのでしょう。吉野家は、うまい、安い、早いで売り出し、倒産の危機を乗り越えながら、牛丼の代名詞になりました。吉野家にお世話になった世代にとって、牛丼とは吉牛のことであって、松坂牛の数千円の高級牛丼など牛丼ではない何か別のもの、というこの感覚、ご理解いただけるでしょうか。

マクドナルドを復活させた原田社長は、「健康志向の強い昨今、お客さんはマックに来たときくらいはジャンキーに食べたいと思っている」と、独自な経営戦略を表現しました。

吉野家に言いたい。うな丼もそばもカレーもいりません。鯛焼き、たこ焼きにまで手を広げるのもやめましょう。10円、20円の値下げなど全く必要ない。お客は、吉野家に行ったときくらいはジャンキーに牛丼をかきこみたいのです。
【のび太】平成22年5月28日掲載

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