Ｎスペのシリーズ「灼熱アジア」が放送中です。日中の最高気温ではありません。経済成長の話しです。

豊かになったアジア人は、例外なく日本に憧れるようです。日本製品の品質の高さ。精密な機械。安全な食品や化粧品。家具や建材機器の使いやすさー。わが ままな日本の消費者を満足させるため、企業が永年、苦労したモノやサービスです。アジアの人々に受け入れられないわけがありません。そして、いつかは日本 を訪れたい。リッチになるほど日本を向くようになるそうです。

なるほど、アジア市場で販売を伸ばしている企業は業績も好調。マヨネーズが売れているキューピー。生理用品が普及し始めたユニチャーム。化粧品の資生 堂。便器は圧倒的にＴＯＴＯ。建設機械で一人勝ちのコマツ、などなど。株価はもっと高いはずです。

しかし、この一週間、二人の総理候補の空虚な論戦を聞いて、日本株はまだしばらく過小評価される、と思った投資家は少なくないでしょう。【のび太】平成22年９月１０日掲載