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投資のヒント106 本気?返済猶予

投資のヒント106 本気?返済猶予

民主党には新政権として多くの困難に挑戦してもらいます。だから、託した私たちは満点を期待しないで応援したと思います。

しかし、登場する顔ぶれを見て疑問を感じるのは、民主党に一票を投じた人は、社民党や国民新党も支持したのかということです。連立を組むのは良いとして、衆参合わせて五名の政党の代表が、大臣ポストを要求し金融問題までを専権事項のように発言するのを見て「あなたに投票した覚えはない」と感じる国民は少なくないのでは。

例えば中小企業への返済猶予の措置です。これが本当に実現するなら、日本株は手放したほうが良いかもしれません。困った企業に借金の返済を待ってあげるのは当然だ、と言いますが、副作用が余りに大きい。それも国が強制するなど論外。新規融資が減り景気はさらに悪化、非効率な企業が残り競争力は低下する、というのが専門家の専らの見方です。

この発言以来、銀行株は急落。結果、世界で日本株が一番遅れているのです。 【のび太】平成21年9月25日掲載

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