投資のヒント58 株価は底値
2007年09月21日
株価は八月お盆の安値が当面の底になる可能性が高くなりました。あらゆる指標が日本株は安いと訴えています。
政局、サブプライム問題、原油高、円高、信用残、中国バブル、外人の売り越し等々、不安要素に事欠きませんが、株価が上昇する過程とは、こういった悪材料を克服、あるいは織り込む過程なのです。心配の種がなくなったときは売るときです。これほどの悪いニュースに囲まれながら、企業は過去にない規模で自社株買いや配当金を出し株主に還元しているではないですか。オイルショックや円高を幾度もくぐり抜けてきた日本企業は、とっくに将来の布石を打っています。
帝国ホテルを買収した三井不動産。ウェスチングハウスを買収した東芝。独システム会社を買収した富士通。パイオニアと提携したシャープ。各国で資源関連に出資をする三菱商事、住友商事、丸紅、三井物産。世界あらゆる工事現場で活躍するコマツのブル。再編真っただ中の百貨店。有力な投資対象です。【のび太】
平成19年9月21日掲載