投資のヒント49 日本低迷の理由
2007年05月11日
海外の株式市場が順調に上昇をする一方で、日本株は元気がありません。いろいろな解説が付けられていますが、その本当の理由(確証はありませんが確信があります)をお教えします。
それは日本人が日本株を買わずに、せっせと外国の株式や債券を買っているからです。確かに個人の資金が大量に投資信託に流入しています。今や投信残高は百兆円を越え、うち株式が60兆円、昨年だけで13兆円の資金流入です。しかし、株式投信に分類される中には海外の株式・債券まで混合されており、増えたのは海外向けなのです。日本株は実は全く増えていません。
これは悲しい事実です。日本人は自国の実力をもっと評価しようではありませんか。外国からの資金が物凄い勢いで日本に上陸し、土地、ホテル、ゴルフ場、そして企業を買い漁っているのはなぜですか。それだけ投資価値を認めているからです。実際、日本企業は頑張っています。株式投資はその企業への応援歌、もっと日本を買おう。【のび太】
平成19年5月11日掲載