投資のヒント37 やっぱり株式投資
2006年11月10日
戦後最長のいざなぎ景気を抜く絶好調の日本経済にありながら、多くの企業やそこに働く人々が、その恩恵を受けていないのが実情です。儲けている企業は一部の業種、一部の企業が中心だからです。成功組みの共通点は海外での成功です。これは、世界全体の経済が成長しているからで、それを牽引しているのが、アジア諸国、インド、ロシアなど新興国の目覚ましい成長です。日本企業の技術が新興国の需要に応えていることが、成功の最大の要因です。 そんなグローバルな活躍とは縁の無い多くの日本人が、それでもその恩恵を享受する手段があるとすれば、それは儲かっている企業の株主になることです。小額で巨大企業のオーナーの一人になることができるのが資本市場の最大のメリットです。地元のマキタは利益の80%を海外で稼ぎ、配当性向30%を維持するために外の利益を国内に持ち込んで日本の投資家に配当しています。従業員や取引先以外の人間が企業の利益還元を受けるためには、株主になることが唯一の方法です。
【のび太】
2006年11月10日掲載